体外受精を成功に導く!鍵を握るのは卵子の状態

体外受精を成功に導く!鍵を握るのは卵子の状態
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不妊に悩む夫婦にとって、不妊治療のひとつの選択肢として挙げられるのが「体外受精」です。体外受精という方法を選択することで、タイミング法などでは妊娠が叶わなかった人の妊娠率がアップするケースもあります。体外受精を成功に導くためには、「卵子の質」が重要な鍵を握っていると言えます。今回は、卵子の質と体外受精についてご紹介します。

体外受精に必要な卵子の数… 上限はあるの?

体外受精を成功に導く!鍵を握るのは卵子の状態
体外受精は、ひとつの卵子を採取することができれば行えます。通常、女性の体のサイクルに合わせて起こる排卵によって受精ができるようになる卵子はひとつです。排卵誘発剤やホルモン剤を使用せずに卵子を採取する場合、採取できる卵子の数はひとつだけです。しかし、ひとつの卵子を採取する場合、その質によって受精のしやすさや着床のしやすさが大きく変わってきます。そこで、不妊治療の現場で一般的になったのが、一度の採卵で複数の卵子を採取する方法です。採取された卵子は液体窒素によって凍結保存されます。一度の採卵で採取できる卵子の数は1個~10個程度が一般的です。しかし、排卵誘発剤を使用することによって卵子が腫れてしまうリスクもあるため、採取する卵子の数や方法などは医師と相談しながら慎重に決めましょう。
詳しくは、「知っておきたい体外受精!一度に採取できる卵子の数は?」をご参照ください。

卵子の大きさは変わるの?体外受精と卵子のサイズ

体外受精を成功させるためには、女性の体から十分に成長した卵子を採取する必要があります。卵子が成熟しているのか否かを見極めるひとつのポイントとなるのが「サイズ」です。卵子は、卵胞と呼ばれる袋状の組織に包まれた状態で女性の体内に蓄えられています。女性ホルモンの影響を受けることで卵胞は成長していき、どんどんサイズが大きくなります。女性ホルモンの影響を受ける前の卵胞は0.2mm程度です。その後、女性の月経周期に合わせ、ホルモンを浴びると22mm程度まで成長します。卵胞が成熟すると、女性の体内からは排卵を促すホルモンが分泌され始めます。このときに、卵胞が十分に成熟していなければ卵胞から卵子が排出されることはありません。排卵時の卵子の大きさは0.2mm程度です。体外受精を行う場合は、排卵が起きるときと同程度のサイズであることが条件です。
詳しくは、「体外受精で採取する卵子!大きさはどれくらい?」をご参照ください。

体外受精で重要視される卵子の質!一体どういうこと?

体外受精を成功させる鍵を握る「卵子の質」。しかし、不妊治療を始め人のなかには「質の良い卵子を育む」といわれてもイメージが湧かないという人もいるのではないでしょうか。卵子の質の良さは「卵子自体の年齢」や「遺伝的な要素」のほかにも「ホルモンを浴びてきちんと成熟しているかどうか」、「受精・着床がしやすいかどうか」などによって判断されます。卵子は、女性の体は胎児である段階で大量に作られ蓄えられます。その後卵子は、女性の体内で作られることはありません。女性の体の年齢は卵子自体の年齢でもあるのです。卵子は、年齢を重ねるごとに質が低下しやすいと言えます。しかし、卵子が女性の体内できちんと成熟できるか、受精や着床がしやすいなど卵子の働きを保てるかなどは女性の生活習慣と深い繋がりがあるのです。卵子の質を低下させないためには、睡眠環境や食生活など、生活習慣面を見直す必要があります。
詳しくは、「体外受精を成功させたい!カギを握るのは卵子の質」をご参照ください。

体外受精に使う卵子!その採取方法とは

体外受精を行うためには、まず女性の体から卵子を採取することから始めます。卵子を採取するための方法には「完全自然周期法」「低~中刺激法」「アゴニストロング法」「アゴニストショート法」などがあります。まず、完全自然周期法とはホルモン剤や排卵誘発剤を使用せず、女性の自然な月経周期に合わせて卵子を採取する方法です。薬の副作用などのリスクを回避でき、通院の回数も少なく済みます。しかし、月経の周期が不規則である場合はこの方法を選択できません。「低~中刺激法」は、ホルモン剤を使って卵胞や卵子を成熟させ、排卵誘発剤によって排卵を起こすように促す採卵方法です。経口薬による薬剤投与であるため、通院の回数は少ないです。アゴニストロング法やショート法は、薬を使用しながら排卵のタイミングを調整する採卵方法です。
詳しくは、「体外受精の素朴な疑問!卵子はどんな方法で採取するの?」をご参照ください。

体外受精を行う時には卵子を凍結する場合も… 危険性はないの?

体外受精を行う際には、採取した卵子1度凍結保存し使用する方法が一般的です。しかし、卵子を凍結保存することで卵子の質の低下を心配する人もいます。結論からいうと、卵子を凍結保存し体外受精に使用することはさまざまなメリットをもたらし、妊娠率のアップに繋がると言えます。卵子を凍結保存し使用するメリットとしては「女性の体が妊娠に適した状態を迎えた段階で受精卵が作りやすい」「卵子がストックできることで複数個の受精卵を作ることができる」などが挙げられます。排卵誘発剤を使用した直後の女性の子宮は、内膜が薄くなってしまっているケースもあります。そこに、受精卵や胚を移植したとしてもうまく着床することはできません。凍結保存を行い、女性の子宮の状態が改善したタイミングを見計らって受精卵(胚)を移植すると妊娠率が高まるのです。
詳しくは、「体外受精で気になること!卵子は凍結しても大丈夫なの?」をご参照ください。

卵子は寿命が短い… 体外受精のメリット

妊娠をするために必要不可欠な受精卵は、生きた卵子と精子が出会うことによって生まれます。しかし、女性の体内で卵子が生きているのは1回の月経周期の中でたった1日程度なのです。なかなか妊娠をしない人のなかには、タイミング法を試す人もいます。女性の体が妊娠しやすいタイミングを見計らって性交渉をするこの方法は、排卵の1日~2日前に行うのが正しいと言えます。なぜなら、排卵に合わせて性交渉をしてしまうと精子が卵子に到達する前に卵子が寿命を迎えてしまうためです。体外受精の場合、生きた卵子と精子を必ず受精させることができます。受精しやすいタイミングだけではなく、女性の体に着床しやすいタイミングを見計らって胚を移植できるため妊娠率がアップしやすいのです。
詳しくは、「体外受精はスピード勝負!実は短い卵子の寿命」をご参照ください。

卵子の質を上げると体外受精の成功率もアップ!

体外受精を成功に導く!鍵を握るのは卵子の状態
年齢や遺伝的な要素が影響を与える卵子の質の低下は、避けて通れないことも事実です。しかし、卵子の質をできるだけ良好な状態に保つことは体外受精の成功に繋がります。まず、体外受精を成功させるためには「活性酸素から卵子を守ること」がポイントです。活性酸素とは、体の中で作り出される物質で体外から侵入してきた有害物質を攻撃する働きを持ちます。活性酸素は体を守るために必要不可欠な物質ですが、同時に体細胞も攻撃してしまう性質を持ちます。活性酸素によって卵子が攻撃を受けると、質が低下してしまいます。卵子の質を上げるには、活性酸素の生成を抑えるためには、抗酸化作用を多く含む食材を積極的に摂るなど食生活の見直しから始めてみましょう。
詳しくは、「体外受精を成功に導く!卵子の質を上げる方法」をご参照ください。

体外受精に必要!卵子を育てる方法とは

体外受精を行う際には、ホルモン製剤を投与し卵子を育てることもあります。そもそも、女性の体の中にある卵子は「卵胞」と呼ばれる袋状の組織に包まれています。女性ホルモンに反応して成長をする卵胞は成熟すると排卵誘発ホルモンに反応し卵子を排出します。この排卵と呼ばれる現象は、女性が妊娠をするために必要です。しかし、ホルモンの分泌量が少ない場合などは卵胞や卵子が十分に成熟しないケースもあります。十分に成熟していない卵子は、精子との受精がうまくいかないことも少なくありません。ホルモンの分泌量が少ない人などが体外受精を受ける際には、ホルモン剤を投与し体の中で卵子を育てることから治療を始めるのです。
詳しくは、「体外受精成功のカギは卵子が握る!上手に育てるポイントは?」をご参照ください。

卵子の採取を行い体外受精が成功!受精卵のグレードについて知りたい

卵子を採取し体外受精によって作り出された受精卵は、専用の容器の中で数日間培養されます。受精から1日~3日経つと、受精卵は細胞分裂を始め「胚」と呼ばれる状態へと変化していくのです。受精から1日~3日経った胚を「初期胚」、さらに成長したものを「胚盤胞」と呼びます。体外受精を行い、女性の子宮に戻されるタイミングは初期杯か胚盤胞のどちらかです。子宮に移植した後の着床率などを測るために設けられているのが受精卵のグレードです。初期胚のグレードは、1~5段階に分かれており、数字が小さいほど良質な胚であると判断されます。胚盤胞の評価は、さらに6つの成長段階に分けられ判断されます。胚盤胞のグレードはABCの三段階で評価します。
詳しくは、「体外受精成功を左右する!卵子とグレードの関係」をご参照ください。

体外受精と卵子の関係性は密!

体外受精を成功に導く!鍵を握るのは卵子の状態
体外受精は、妊娠率がアップしやすいなどのメリットが多い方法です。体外受精を成功させるためには、卵子の成長具合や質が鍵を握っています。良質な卵子を体内から摘出して育てていくためには、採卵方法や卵子を成熟させる方法、質を低下させない方法などを知っておくことが重要です。体外受精を成功させるために、まずは卵子のサイズや排卵の時期などに付いて検査を受けてみるのも良いでしょう。

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