人工授精での妊娠!いつからどんな症状が出るの?

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夫婦にとって、妊娠は人生の中でも大きなライフイベントです。特に女性は、妊娠することで身体が大きく変化するので、男性とはまた違った感覚を味わいます。通常、自然妊娠ではつわりをはじめとするさまざまな症状に悩まされます。人工授精による妊娠では、一体どのような症状が出てくるのでしょうか。今回は、人工授精と自然妊娠の違いにフォーカスを当て、人工授精による妊娠の症状について解説していきます。

人工授精の妊娠と自然妊娠はどこがどう違うの?

自然妊娠では、排卵日の数日前から排卵日の間に性交渉があると、性交渉から1日程度で卵子と精子が出会い、受精卵になります。不妊治療をしていなければそれ以上何かをする必要はなく、生理予定日に生理が来ない、吐き気がしたり熱っぽさを感じるなどの症状で、妊娠が判明するケースが多いです。一方、人工授精では排卵検査を行ってから排卵日を測定します。人によっては排卵誘発剤を使って排卵を促すこともあります。排卵日になったら、採取して洗浄、濃縮した精子を子宮に注入して受精を待ちます。これも個人差がありますが、人工授精後は黄体ホルモン剤を服用したり注射したりして黄体期の状態を作り出し、着床の手助けをします。精子が子宮に入る前後の過程は、人工授精と自然妊娠で大きく異なることがわかります。しかし、子宮内に入った精子がたどる道筋は、どちらの方法だとしても同じです。人工授精とは卵子と精子が受精しやすいように道筋をつけ、着床しやすいように子宮内の状態を整えてあげる療法です。妊娠するためにちょっとした手助けはしますが、精子と卵子が自分たちの力で受精から着床まで行う必要があり、その流れは自然妊娠とまったく同じです。そのため、人工授精だからといって妊娠の症状が大きく変わるわけではありません。

いつ頃から身体に変化が現れるの?

人工授精のあと身体に変化が出るのは、妊娠が成立したあとからです。妊娠とは、受精卵が子宮内膜に着床することで初めて成立します。卵子と精子が出会って受精卵になっても、この時点ではまだ妊娠は成立していません。卵子と精子が受精卵になるのは、精子が子宮内に入り込んでから大体1日後です。そこから子宮内膜に着床するまでに1週間~10日ほどかかります。妊娠による症状は、体内の女性ホルモン分泌量の増加によって起こります。女性ホルモンの分泌量は着床してから徐々に上がり始めますが、身体の変化として感じるまでになるのは、着床からさらに1週間ほど経った時点です。妊娠週数だと、ちょうど4週目。一般的につわり症状が出てくる時期です。ちなみに、妊娠週数は最後にあった生理の開始日を妊娠0週0日として、そこから数えていきます。生理周期が28日の場合、妊娠2週目が人工授精日、妊娠2週1日で受精、妊娠3週1~3日で着床、妊娠4週目以降につわり症状という流れです。人によっては、妊娠1週目に排卵誘発剤を使ったり、妊娠3週目以降から10日間ほど黄体ホルモン補充療法を行ったりして、妊娠の確率を上げる治療を行います。いずれにしても、妊娠していれば症状が出るのは妊娠4週目以降、人工授精をしてから約2週間後です。

人工授精で妊娠するとどんな症状が出るの?

人工授精でも自然妊娠でも、妊娠の症状は同じです。妊娠初期はエストロゲンやプロゲステロン、ヒト絨毛性ゴナドトロピンなどのホルモン分泌量がかなり増加しますので、妊娠の症状も感じやすく、人によってはひどいつわりに苦しむ時期です。エストロゲンの影響による症状では、乳房を発達させて産後に母乳が出るように、胸が張ったり痛みを感じたりします。プロゲステロンの影響では、高温期が続くので熱っぽさを感じたり、頻尿になったり、色素沈着を起こしてしまうこともあります。このほか、味の好みが変わる、においに敏感になる、吐き気がする、下腹部の痛みを感じる、貧血でふらつくなど、さまざまな症状が現れます。いわゆる吐きつわりや食べつわりなどを経験するのも妊娠初期です。赤ちゃんのために十分な食事量と栄養補給をしたいところですが、たとえば貧血の場合は病院で鉄剤を処方してもらえます。つわり症状がひどいときは無理をせず、医師に相談をしながら食べられる物を少しずつ食べるようにしましょう。妊娠初期のつわり症状は妊娠11週目くらいまで続き、12週目を迎える頃には治まることがほとんどです。そのかわり、妊娠12週目以降は赤ちゃんの成長とともにお腹が大きくなっていき、それに伴う腰痛や下半身のむくみなどの症状が出てきます。

妊娠初期の症状で気を付けたほうがよいものは?

受精卵が着床すると、子宮頚管粘液の質が変わることでおりものの色が変化したり、微量に出血をしたりすることがあります。痛みがなく出血もすぐに治まるなら妊娠初期の症状ですので心配はありません。人工授精直後にお腹に痛みを感じる場合も、弱い痛みであれば排卵痛の可能性が高いです。しかし、人工授精後の出血量が多い、下腹部に痛みを感じるなどの症状がある場合は注意が必要です。人工授精では子宮頸管カテーテルで精子を注入しますが、まれに処置中に医療器具で子宮内を傷つけてしまう場合があります。出血や痛みを放っておくと炎症を起こして症状がひどくなる恐れがありますので、自己判断で様子見はせずに、すぐに病院へ連絡しましょう。このほかに注意したいのは、流産の可能性がある症状です。妊娠が判明したあとに出血が続いたり、お腹や腰の痛みが目立ったりするようなら、すぐに医師に相談しましょう。症状としては軽微で気付かないことも多いので、妊娠前から妊娠後まで基礎体温をつけるのがおすすめです。妊娠中は黄体ホルモンが常に多い状態ですので、基礎体温の高温期が続きます。万が一流産してしまうと、基礎体温が下がります。妊娠は喜ばしいことですが、必ずしも出産できるわけではありません。特に妊娠初期は流産の確率が高い時期ですので、すぐに異変がわかるような対策を取っておきましょう。

妊娠初期の症状が出たらどんな過ごし方をすべき?

妊娠初期の症状は心身ともに辛くなりやすいもの。症状に合わせて適切な対策を取りましょう。吐き気がひどく何も食べられない状態でも、脱水症状にならないように水分補給はしっかりと行ってください。トマトやレモンなど酸味のある食べ物を少しずつ食べると、胃がすっきりして効果的です。身体の冷えに気をつけて、睡眠をたっぷり取るのも大切。妊娠初期の症状は赤ちゃんを授かった証拠です。規則正しい生活と明るい気持ちで、つわり症状を乗り越えていきましょう。
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