人工授精での妊娠!検査薬はいつから反応するの?

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人工授精のあともっとも気になるのが、妊娠が成立したかどうかでしょう。正式な妊娠判定は病院で行いますが、いち早く妊娠判定をしたいと思う女性はたくさんいます。複数のメーカーから妊娠検査薬が市販されており、購入も検査も気軽にできますので、一刻も早く知りたいと思うのは当然です。ところで、検査薬は人工授精のあといつから使えるのか知っていますか?今回は、着床後の身体の変化とともに検査薬の仕組みを解説していきます。正しく妊娠判定をするために、検査薬の使い方も正しく覚えていきましょう。

検査薬で妊娠の判定ができる理由

女性の身体は妊娠すると、子宮の中で胎盤が形成されて胎児を育てる準備に入ります。その際活躍するのが複数のホルモンで、ヒト絨毛性ゴナドトロピンもその中のひとつ。ヒト絨毛性ゴナドトロピンは胎児を育てるための胎盤形成に必要不可欠で、妊娠初期に分泌量が大幅に増加します。妊娠検査薬は、尿中にヒト絨毛性ゴナドトロピンが一定量以上含まれているかで妊娠判定を行います。市販の検査薬ではスティック状になっています。メーカーによって細かい使い方は変わりますが、一般的には尿を2~3秒かけたり、コップにとった尿に検査薬をつけたりしたあとに平らなところに置いて判定を行います。陰性であれば妊娠反応なし、陽性であれば妊娠反応ありで妊娠している可能性が高くなります。ただ、尿を長くかけすぎたり、判定待ちの時間が長すぎたりすると、妊娠していなくても陽性反応が出るケースがあり、逆に尿をかける時間が短ければ妊娠していても陰性になってしまうケースがあります。妊娠検査薬の結果と医療機関の結果が異なる場合もありますので、必ず正しい使い方を心がけるようにしてください。

検査薬が使えるようになるのはいつ?

ヒト絨毛性ゴナドトロピンは、受精卵が子宮内膜に着床したあと急激に分泌量が増えます。しかし、増え方には個人差がありますので、着床後すぐに検査薬を使用しても、正しい結果が出るとは限りません。ヒト絨毛性ゴナドトロピンの分泌量が少ないと検査薬は反応しませんので、分泌量が一定量に達した時期に検査するようにしましょう。一般的には、生理予定日の1週間後から使用できるようになります。ちなみに、病院で妊娠判定をする場合も、次回の生理予定日に生理がきたかどうかで妊娠の有無を判断します。病院でも市販の検査薬でも、妊娠判定ができる時期にあまり違いはありません。正確な妊娠判定が出やすいのは、病院での検査です。妊娠していてもしていなくても、人工授精のあとは再度病院へ行く必要があります。市販の検査薬はさほど高い値段ではないものの、費用も手間もかかりますので、1回の検査で確実に妊娠判定をしたいのであれば、次回の生理が来ない時点で病院へ行くのが、もっとも手っ取り早く妊娠の有無を知ることができるでしょう。

人工授精と通常受精では判定時期が異なる?

人工授精とは、あらかじめ採取した精子を細いチューブのような器具で子宮に注入し、着床率を高める方法です。体外受精のように卵子と精子の受精卵を注入するわけではないので、着床までに費やす時間は自然妊娠となんら変わりはありません。たとえば、生理周期が28日の人は、生理開始日から14日後が排卵日です。卵巣から卵管に飛び出した卵子の寿命は24時間ですので、受精卵になるのは生理開始日から14日後プラス1日。それから約1週間かけて受精卵は卵管を移動し、子宮内膜に着床します。妊娠が成立するのは、生理開始日から約3週間後、人工授精から約1週間後です。着床からさらに1週間後が次回の生理開始予定日です。ここで生理が来なければ、妊娠している可能性があると判断して検査を行います。もし妊娠が成立していなければ、生理が来ます。自然妊娠の場合も同じ流れで着床まで進みます。人工授精は、名前の響きから多くの人の手が加わる不妊治療のように思われがちですが、自然妊娠にかなり近い形の治療法ともいわれています。

予定日より前にわかる早期検査薬の正確性は?

人工授精をしている人の多くが、少しでも早く妊娠判定を行いたいと考えているのではないでしょうか。検査薬の中には、次回の生理開始予定日に使用できる早期タイプの製品があります。海外製の検査薬だと、生理開始予定日の2日前から検査可能な場合もあり、排卵検査薬とセットになっている商品も多く出回っています。アメリカの食品医薬品局(FDA)やEUなどで認可、認証が下りているので、日本で販売されている検査薬と同レベルの正確性が期待できます。海外在住であればドラッグストアで気軽に購入できますし、海外の産婦人科で使用しているケースもあります。日本在住の場合はドラックストアで購入はできませんので、通販サイトや個人輸入代行業者などから購入します。正規品を謳った偽商品も出回っているため、海外から取り寄せる際は信用できるサイトかどうかを確認するようにしてください。海外製品でも日本の業者が取り扱っていれば日本語の説明書をつけていることが多いので、信頼できる業者から購入して正しい使い方を心がけるようにしましょう。

デュファストンを使用していても大丈夫?

排卵後、女性の体は黄体ホルモンの分泌量が増えます。黄体ホルモンは受精卵が着床しやすいように子宮内膜を作り、妊娠に備えます。黄体ホルモンの分泌量が少ないと子宮内膜が発達せず着床できなかったり、妊娠の継続が難しくなったりします。黄体ホルモン分泌が少ないことによる不妊症には、黄体ホルモンと同じような働きをするデュファストンという不妊治療薬が効果的です。人工授精をしたあと、妊娠を促すために使用されるケースも多々あり、不妊治療ではよく知られている薬です。市販の妊娠検査薬は、デュファストンを使用していても妊娠判定に影響を与えませんので、服用中でも検査は可能です。ただし、hCG注射による不妊治療の場合は、正確に判定することができません。妊娠検査薬はヒト絨毛性ゴナドトロピンに反応して妊娠判定を行います。hCG注射をしていると一時的にヒト絨毛性ゴナドトロピン量が増加して、妊娠していないのに陽性反応が出る場合があります。妊娠検査薬を使うなら、hCG注射を打って約1週間以上経ってから使うようにしましょう。

フライング検査で一喜一憂は避ける

妊娠検査薬の正確性は高く、いち早く妊娠判定をしたい人にとっては便利なアイテムです。しかし、検査薬でのセルフチェックは、医療機関で正確な判定が出る前のフライング検査であることを忘れてはいけません。人工授精はタイミング療法の次に行う不妊治療で、早く妊娠したい気持ちが大きくなりがちです。しかし、フライング検査と医療機関の結果が悪い意味で違った場合、落胆する度合いも大きくなってしまいます。検査薬の結果はあくまでも参考程度にとどめ、陰性か陽性かで一喜一憂するのは避けるようにしましょう。
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F-visionの卵子提供プログラムの流れ

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